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9月の挨拶


 8月の間長束には、世界中からの訪問者が訪れました。
8月4日の世界平和を祈る集いに参加された皆さんは、ラサール神父様とアルペ神父様の戦後広島での活動を知り、彼らの心と精神に触れて感動しました。
被爆者をたくさん受け入れて体の回復のために奉仕した長束共同体の事も、原爆で亡くなられた方々の永遠の安息を願い、世界平和のために祈る世界平和記念聖堂を建てたラサール神父様の働きも忘れてはならないものです。


 1945年8月7日のミサ中のアルペ神父様の思い出をここに引用したいと思います。

『半壊した聖堂は負傷者達で溢れていた。ひどく傷つき苦痛に悶えている彼等は、ぎゅうぎゅう詰めの状態で床に横たわっていた。彼等はミサに参加したこともない未信者達であり、祭壇に向かおうとする僅かな思いも持ち合わせていなかった。私はその様な者達のただ中で最善を尽くすようにミサを始めた。私は、彼等の方を向き祭壇からその光景を見たときに経験した恐ろしいほどの感覚を、決して忘れることはできない。動くことさえもできなかった。私は、麻痺したように両腕を広げてそこにじっとしていた。そっして、科学や技術の進歩が人類を破滅するために使われたというその悲劇を、じっと考えていた。彼等は皆、祭壇から何らかの慰めがもたらされるのを待っているかのように、苦痛と絶望の眼差しで私を凝視していた。なんと恐ろしい光景なのだろうか!
 原子爆弾投下によって惨たらしい残虐さをもたらした者達への祈りが、私の口から自然に出てきた。「主よ、彼等をお許し下さい。彼等は何をしているのかわからないのです。」また、目の前で苦痛によって体をよじり、力無く横たわっている者達へは「主よ、彼等に見える信仰をお与え下さい。彼等に苦痛に耐える力をお与え下さい」という祈りが出てきた。
 聖体拝領のパンと祭壇から、激流のような恩寵が確かに降り注いだ。七ヶ月後、治療をしていた者達すべてが修練院を退院していった時(亡くなったのはたった一人であった)彼等のうちの多くの者達が洗礼を受けた。また、すべての者達が、どんな人間的な慰安にも勝てる慰めを理解し、助け、与える術を内包したキリスト教的慈愛を学んでいった。この慈愛は、苦痛の中にあっても微笑みながら人を助け、また、自分たちを迫害する者達を許すという心の平静さに通じるのである。』

  私達も、ラサール神父様・アルペ神父様、彼等の模範に
             少しでも近づけるよう願いながら祈ります。  
                                          アレックス神父


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     ※新・9月~10月黙想のお知らせ

      ※聖書を読みながら祈りをする訓練・10/27~10/30キャンセルのお知らせ

     

目的

  • 祈りの体験を通して、信仰に基ずく深い人間的、霊的成長を望む人々のニーズに応える
  • キリスト教的霊性を深める道を探し、信徒、修道者,司祭がともに協力しながら祈る教会としての姿を求める
  • 広島(要請委員会・霊性委員会)の活動に協力する。
  • イグナチオの霊性に親しむ。
  • 信徒の方々に合う祈り方、瞑想などを体験し、東洋の霊性と瞑想の場を提供していく。